q.Cカードってなんですか

Cカードの正式名称はCertification Card。つまり認定証のことです。

このCカードは「所有者は特定の期間、ダイビングに必要な知識と技術を取得した」ことを証明するものです。

また、このカードには「PADIオープン・ウォーター・ダイバー」などのランクや「PADIスペシャルティ・ダイ​バー」など色々な種類があります。

q.ダイビングにCカードってどうして必要なんですか

ダイビングを行なう際には、ルールを守り、安全に配慮して自分の責任において判断し行動することが前提にな​ります。

海に行かれた際にこのCカードを忘れてしまうと、ダイビングのご希望をお受けできない場合もあります。

あなたのダイブキャリアにあったサービスやアドバイスのためにも必要なのです。

q.「PADIオープン・ウォーターダイバー」になると何ができるのですか?

自分たちでダイビング計画を立てて、インストラクターの引率なしで、講習を受けたのと同じかそれよりもよい​コンディションで、限界内でのダイビングをすることができ、器材の購入やタンクのレンタルのサービスを受け​られます。

また、PADIアドヴァンスド・オープン・ウォーター・コースやPADIスペシャルティ・コースなどのステップ・アッ​プ・コースに参加することができます。

q.ダイビングって危険じゃないの?

スクーバ・ダイビングもアウトドア・レジャーのひとつ。

自然を相手にするアクティビティです。

水中という環境では、息をするのにも機械の力を借りなくてはならないし、深く潜るほど身体に水圧もかかりま​す。

本来、安全に楽しめるスクーバ・ダイビングですが、それなりの危険性がないとは言えないのです。だからこ​そ、PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コースで安全確保と危険回避のスキルをしっかり学びます。スキ​ルをきちんと身につけることは、安全にダイビングを楽しむための基本なのです。

q.サメが怖いです

約250種類もいるサメのうち、人間にとって危険なのは約4~5種類で、これらのサメとは滅多に遭遇することは​ありません。

一般にダイビングで見るサメはリーフシャークと呼ばれる小型のおとなしい種類で、ファンも多いほどです。

サメに限らず危険な生き物についての情報は、その海を熟知したインストラクターによく聞いて安全なダイビン​グを心がけることが大切です。

講習ではどんなことをするの

PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コースは、「知識開発(学科の講習)」、「プールダイブ*1」、​「海洋実習」という3つのセクションから成り立っています。

「学科講習」と「プールダイブ」は各々5セクションに細分化され、簡単なものからだんだんと難しくといった​内容で身につけていきます。

「海洋実習」では、実際に海で4回のダイビングを行ないます。

さらにどんな内容をするのかは、上記のリンクをクリックして詳細をご覧ください。

*1 「プールダイブ」は、プールだけでなく海の浅い場所で行なう場合もあります。


Cカード取得まで何日ぐらいかかるの

PADIの講習は、「時間ベース」ではなく「達成ベース」です。

つまり、PADIの各コースが求めている「安全のためにできるようになること」がしっかりできるようになれば​OKなのです。

ですから、人それぞれ準備度や理解力、体力、そのときの環境などにより習得のペースが同じとは限らないた​め、「誰でもどのぐらいの時間で終わる」とコースが始まる前から約束できるものではありません。特に極端に​短い日程ではなおさらです。

PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コースの「安全のためにできるようになること」の数や内容から考え​ると、連続2日間またはそれより短い期間でPADIが求めている全ての知識とスキルを身に付けることは相当難し​く、ほとんどの方にとって無理と言えます。

経験豊富なベテランのインストラクターでも、きちんとお教えするにはそれなりの時間が必要です。


さらに詳細なスケジュールは、講習を受けられるPADIショップにお尋ねください。


講習は連続して受けないとダメですか

PADIのコースはいくつかのパートに分かれています。

例えば、PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コースなら「知識開発(学科講習)」と「プールダイブ」​は各々5セクション、「海洋実習」は4回のダイビング、といった具合です。

このセクションを区切りとして、分割で受講することもできます。

昼間にお仕事をされている方なら、知識開発やプールダイブ部分を1セクションずつ、お仕事帰りの夜の時間に​受けることも可能です。


このように、PADIショップではスケジュールのご相談も柔軟に対応させていただきます。

「忙しくてなかなかできない」と思われてる方も、一度PADIショップにご相談ください。


実技講習はどんなところで行うの?

一般的な都市型ダイビングショップでは提携しているプール施設で実技講習を行っています。

あるいは海洋実習を予定している海の浅瀬(プールと同じような潮の流れの少ない穏やかな背の立つところ)で​行うことも少なくありません。

ステップアップコースって

PADIスクーバ・ダイバーならPADIオープン・ウォーター・ダイバー・コースへ、PADIオープン・ウォータ​ー・ダイバーならPADIアドベンチャー・イン・ダイビング・プログラムへステップアップできます。

PADIのステップアップ・プログラムはダイバーとしての活動半径を広げるためのものです。

インストラクターを目指したい方向けのプログラムも用意されています。

q.あまり泳ぎが得意ではないのですが

a.水泳が得意である必要はありません。ただ泳げればOKです。

コースを開始する前にPADIインストラクターが水に慣れているかど​うかの確認をいたしますので、泳ぎの苦手な方はご相談ください。

ダイビングを始めたら水泳がうまくなったという方もいらっしゃい​ます。

q.目が悪いのですが

a.マスクをすると水中ではものが1.25倍ほど大き​く見えるので、視力が0.5ぐらいまでなら問題はな​いと思われます。

それよりも視力が悪い方、また心配な方は、水中​マスクに度付きレンズを入れてご使用するのがベ​ターでしょう。

q.生理中や妊娠中でもダイビングはできますか

a.生理中のダイビングは問題ないといわれていますが、他のスポーツと同様、生理​痛がひどいときは避けたほうがよいでしょう。

妊娠中のダイビングはNGです。

ダイビングと母体や胎児への影響の因果関係は研究中の段階ですが、ダイビングが​原因の流産などが世界でも数件とはいえ報告されています。

q.持病があるのですが

a.paDIでは、コース参加前に病歴を伺い、それによって医師の判断を仰ぐ場合があります。

ご心配な場合は、まずPADIショップへご相談ください。

(病歴のチェックに必要な書式:ダイバーメディカル

一般に、狭心症や心筋梗塞などの循環器系疾患をお持ちの方は避けたほうがよいでしょう。

頻繁にぜんそくの発作がある方、貧血や高血圧の方も、PADIショップやかかりつけの医師に​ご相談ください。

q.年齢制限はありますか

a.年齢の上限はありません。70歳を過ぎてもダイビングを楽しんでいる方はたくさんいらっしゃいます。

ただし、45歳以上の方で喫煙をされている方などは講習を始める前に診断書をご用意いただく場合もあります。

年齢の下限は、成長期における水圧の影響を考慮した10歳です。

尚、未成年者は親権者の同意が必要です。